いくつまで生きるなんてわかりません

第729号

先日、予約を入れてあった
年金事務所に年金相談に出向きました。

相談受ける側でなく、相談する側です。

あなたは社会保険労務士ではないですか?

と、言われてしまいそうですが、

すでに支給開始が迫っている
私の場合は、支給額がほぼ算出できます。

そういう場合は、金額がわかる
ソフトを持っている年金事務所で
確認するのが確かです。

やっぱり、
餅は餅屋です。

何を相談しにいったかというと

果たして、65歳から
受給したほうがよいのか

70歳に延ばした(繰り下げ)ほうが
よいのか

国民年金は60歳まで保険料を
納めるのですが

任意継続して、65歳まで
納め続けて、65歳から受給するか

どれがよいのだろうと思ったのです。

社会保険労務士でも
悩みは同じです。

結論から言うと、

結局何歳くらいまで生きるか。

これがポイントです。

掛けた保険料より受給額が
上回る分岐点は何歳か。

ということになります。

すぐには答えがみつかりません。

難しいです。

年金の仕組みを知っていても
それだけで決断できるものでは
ありません。

わかったことは

年金の計算方法以前に

60歳のとき

65歳のとき

70歳のとき

私はどうしているか

どうありたいのか

ここが決まらなければ
始まらないということです。

だって、いくつまで
生きるなんてわかりません。

自分でどうありたいかを
決めなければならないのは

定年再雇用の労働条件も
同様です。

すでに50歳以上が
労働力人口の4割を超えて
いる現状では、

その都度個別に対応する
というやり方では無理が
あります。

会社側は
シニア層をどう生かす方向で
処遇するかを決定し

ミドル・シニア層の人たちは
70歳定年時代を見据えて、
キャリアをどう考えるかを
整理します。

(シニアになってからでは遅いです)

会社はシニア層に戦力として
働いてもらうなら、

個人の考えと組織の目指す姿を
つなげることが重要になります。

そのためにも

ミドル・シニア層、
すなわち40歳過ぎたら

「私は、〇〇〇」というように

自分を主語にして
自分のキャリアについて
自分に問いかけることも
必要です。

年功序列の廃止は

会社が
「あなたの面倒を一生見られない」
という宣言です。

それなら、
自分のキャリアを作るために

会社はどう活用できるのか
と、考えてみることで
会社と対等な関係性を築く
きっかけになります。

自分のことは会社任せでなく
自分で考えるしかありません。

キャリアを考えることは
早ければ早いほど、
働き方の選択肢は広がります。

お読みいただき、ありがとうございました。

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