![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/05/dcf73fcb92538fade839914d5c3a0db7.jpeg)
第728号
今年もすでに半分がすぎました。
どんな半年でしたか?
順調でしたか?
何か問題はありましたか?
一時期、社長との面談で、
「何かお困りごとってありますか?」
って、質問させていただいて回って
いたことがあります。
どういうニーズを経営者の方は
持っているのか
これを知るためです。
学んでいたキャッシュフローコーチ協会
の宿題でもありました。
返ってきた言葉のなかに
「別に問題はないなぁ、まぁまぁうまくいってるよ」
とおっしゃる方が何人かおられました。
では
「順調ですか」とたずねると
いや、先日、社員が辞めたなぁ、と
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/00b2de0b76c76cd142699260f46cf872_s-300x225.jpg)
うかがっていくと、
結構いろいろ出てくるのです。
あれっ?それは社長にとって、
問題ではないのでしょうか。
人事や総務の方がしっかり
していると、任せきりで、
社長自身、あまり関心を
もっていないということも
あります。
何より、私に聞かれて
初めて過去を振り返って
みたという方もおられるようです。
普段、目の前のことに追われて
なかなか振り返ることがない、
ということもあるでしょう。
私はメルマガで、
例えば
働き方改革には、
今までの延長線上に答えはありません。
と言ったりしています。
でもそれは、過去を振り返ら
なくてもよいか、というと
そうではありません。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/10/bca457e21e63eeb00bf2d7ca834c9e46-300x200.jpg)
「別に問題ないなぁ」は
実は、問題あります。
実際の問題があるなしにかかわらず
振り返るという習慣が大切だと
思っています。
そもそも振り返りは
後悔や反省とは違います。
次に同じような状況に遭遇したとき
今より最適な対応ができるよう
次の行動につなげるためのもの
です。
今いる現在地を確認して
今より数段先を目指すため。
あるいは
その計画をたてるため。
でも、なによりまず、
いったん良いも悪いも
過去を受け入れるという
行為自体に意味があります。
受け入れることで
良い、悪いにかかわらず、
「経験」から学ぶことが
できます。
コルブという研究者の
経験学習サイクルを
「経験学習」入門という書籍で
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/02/4bd74602f50a3e92f5be5fdb3484247c.jpg)
多少修正していますが、
以下のようにまとめています。
1 「具体的経験」をした後
↓
2 その内容を「内省し(振り返り)」
↓
3 そこから「教訓」を引き出して
↓
4 その教訓を「新しい状況に適用する」
これが経験学習サイクルです。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/02/031a0c508e8c338c93e7477511c78873.jpg)
いかに今日は行動できたか
出来なかったとしたら、
どうして出来なかったのか
この内省(振り返り)と、
次は、こうしてみよう
という教訓の引き出しが
大事だと言っています。
過去を振り返ることは
学ぶこと、と
「前向き」に肯定することができれば
過去の経験は
気づきと自信を与えてくれます。
そして、問題は成長の
きっかけになってくれます。
お読みいただき、ありがとうございました。
このブログを編集して、
メルマガを平日2回お届けしています。
ご希望の方は、 下記フォームよりご登録ください。
![メルマガ申し込み](http://suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/06/content_106.png)