やらないという選択

第707号

仲間のメルマガをいくつか
登録して読んでいるのですが、

ゴルフの松山英樹選手の
マスターズ優勝の日は
その日のメルマガで
早速、取り上げていました。

その速さに
「みんな、すごいなぁ」と
感心してしまいました。

当初予定していた内容を
反故にして、

朝、テレビ観戦したあと
書いて1,2時間程度後には
配信している計算です。

自分には、できない
芸当だなぁと思って
しまいます。

客観的に見れば

やったほうがよいと
思います。

そう、思えることでも、
それを出来ないのは
なぜでしょうか?

テーマをすでに
決めているんだから(書いたんだから)

やりたくない、
変えたくないなぁ

という ”やらない”
選択をしています。

行動経済学で
いうところの

『損失回避性』
というバイアス(偏り)が
働いています。

一言で言えば

損するのが100
得するのが100
であれば

損しないほうを選択する。

という人間の
行動傾向を
示したものです。

得が、損の100を上回る
200や250できないと
価値を見出さない
というものです。

やるか、やらないかを
決められなくて
とりあえず現状維持。

というのもあります。

これは、

『損失回避性』
背景とした
『現状維持バイアス』
というものです。

人は「変化したくない」もの。

無意識に、現状維持を
選択する傾向を好むのです。

”人はそう簡単には変われない”

ということです。

だから、そのことを
踏まえて

やるか、
やらないかと
いう二者択一
ではなくて

選択を誤らないために
やるタイミングはいつか?

という視点を
持つことが
大事です。

マスターズで優勝した
松山英樹選手は

周りからもう何年も
「コーチをつけたほうが
いいよ」という助言を
受けていました。

頑なに、
「自分のスイングは
自分が一番わかっている」と
答えてきました。

それが、2年前に
キャディーを代え

去年、スイングコーチを
つけました。

4年間、優勝からは
遠ざかっていましたが、

トップ30を割ったことは
ありません。

はたから見れば、現状でも
十分の活躍です。

それでも、目的は
『メジャーで勝つこと』

あらためて思い返し、
至った境地が

“自分が正しいと思い過ぎていた”

人はそう簡単には変われません。

変わりたければ、
変わる選択をまず
することです。

変わりたくないのか

変わりたいのか

この自問自答のなかから
自ら変わることを選択し

マスターズ挑戦10回目
にしての初優勝。

メジャー優勝までの
10年を長いと感じるか
どうかは、本人しだいです。

言えることは
変わるタイミングは
人それぞれです。

訪れるタイミングを、
松山選手は逃がさず
活かしたことが
成功を呼び込みました。

人は変わることを
選択することが
できます。

お読みいただき、ありがとうございました。

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