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第681号
番組終了後も、ラジオで
芸人さんが熱く語り、
ネットニュースでも
M-1の選考について
議論されています。
2020年は、昨年の決勝進出者が、
敗者復活組も含めれば4組、
決勝経験者まで
範囲を広げれば、
10組中6組でした。
経験者組については
審査員も言っていましたが、
素人から観ても
漫才がうまくなっている。
ネタが進化している。
2020年のM-1のテーマは
「漫才は止まらない」
だそうですが
確かに、コロナがあっても
進化は止まっていませんでした。
「社員を育てる」
「成長してほしい」
経営者の方から
聞くことが多くなりました。
即戦力だけでなく
自社で育てる、
ということに
関心持って
いただけるのは
うれしいことです。
一方で
社員が育たないという
嘆きの声も聞きます。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/05/研修風景-300x216.jpg)
人材教育、研修は
意味がない、
そう、おっしゃる
気持ちもわかります。
研修にお金をかけても
忙しい上司が
時間をさいて教育しても
人が育つ、という
わけではありません。
研修も教育も
人を「育てよう」と
思えば思うほど
育たないのです。
不思議ですが、
これが
「やらされ感」では
育たないということです。
「育ちたい」と思わせなければ
「育たない」ということです。
M-1で昨年、手の動きが
漫才の邪魔をしていると
指摘されたコンビは、
それを指摘した
ナイツ塙さんから、
今年、優勝の1票を獲得して
いました。
手の動きの癖を
なおしただけでは
1票入りません。
彼らは、
勝ちたいと思ったから
そのうえで
「自分たちにしかできない漫才」
いわゆる「強み」と
向き合って、
ネタを作り上げて
きました。
そもそも
優勝したマヂカルラブリーの
ボケ担当の人が、寝っ転がって
しゃべり無し、というネタも、
他のコンビでは、成立しません。
それが成立するのは
「自分たちにしかできない漫才」
だからです。
劇場があるから
吉本芸人はM-1に強い
と言われます。
劇場に育ててもらったという
言い方はしますが、
現実的にみれば
出番ごとに批評してくれる
わけではありません。
強みを育てる
『場』を与えて
くれるだけです。
もしも、社員を
育てたいと思うなら、
育てようとしては
逆効果です。
いわゆる
”やらされ感ハンパない”
です。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/10/5beb1cd6fccd23dc080b3cdfe410d1d1-300x225.jpg)
会社は、
どういう『場』を
与えればよいのでしょうか?
社員の強みを
活かせたり、
引き出せる研修や
教育方法を選択
いわゆる環境を
与えることです。
そんなことで
育ってくれるんだろうか、
と、不安になりますが
育ってほしいのは
もちろん本人のため
でもありますが
社員を育てることが
目的ではありません。
人が育つ
その先の目的は
例えば、粗利UPや
生産性の向上とか、です。
どんな研修や教育が
社員の強みを活かしてくれて
会社の目的(業績とか)の
達成につながるか
この順番を
間違わないでください。
ただ、人によって、
育つ時間に違いはあります。
優勝した
マヂカルラブリーが
最下位から
M-1に戻ってきたのは
3年後でした。
人は育ちたければ育ちます。
人が育ちたい
と、思う場づくりを、
2021年もお客様と
いっしょに、
取り組んでいきます。
お読みいただき、ありがとうございました。
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