なんのためにチームになるのか

第590号

お正月の楽しみのひとつに
スポーツがあります。

駅伝だけではありません。

元旦、サッカー天皇杯決勝が
新国立競技場こけら落としで
行われました。

もう、なんだかすごく
前のような気がします。

鹿島アントラーズ対ヴィッセル神戸

結果は0対2でヴィッセル神戸が
優勝。

クラブに初タイトルをもたらしました。

イニエスタはじめ、
多くのレジェンドを補強
したことで知られるチームです。

バルサ化(バルサとはスペインの
FCバルセロナという強豪)を
目指すと宣言してから
優勝までの道のりの困難さは、
監督が3人交代したことでも
わかるというものです。

いろいろな要素が混ざって
チームがチームとして醸成
されていくのですが

ヴィッセル神戸の今回の
優勝には、ひとつの要因として、
決勝戦でも活躍した
今年補強組の
ドイツでキャプテンも
務めていた酒井高徳選手の
加入があったと言われて
います。

神戸は『ぬるい』という
歯に衣着せぬ発言や

ドイツではきっと普通
なんであろう練習からの
強い競争意識を持ち込む行動は

選手たちのスイッチを
入れたようです。

同じく補強組の
山口蛍、板倉大樹選手らとの
合言葉は「ヴィッセルをかえよう」
だと言います。

その結果「人が変わった」と
他の選手が言うように、
意識がかわりました。

成果の出るチームができる
までに、必ず通る道の法則を
まとめたものに
「タックマンモデルの理論」
があります。

成長する段階は4段階で
①形成
②嵐
③秩序
④成果

という4つの段階を経る
というものです。

Uの字のように
いったん谷に落ちたものが
這い上がるように、
成果も上がっていきます。

ヴィッセル神戸もこの
タックマンモデルでいう
嵐の時期(Uの谷)抜けて、
ようやく秩序の段階に上向いた
ようです。

今後、Jリーグでも優勝できる
のか、どうかは、うまく
はまった布陣や作戦に再現性が
出せるかどうかです。

成功に導けた法則を
ルールとして落とし
込んでいけるかどうかが
リーグ戦(総当たり戦)での
優勝を左右します。

④成果 の段階にはいると、
ここからようやく、
チームリーダーは
人の育成の時期に
入ることができます。

いったん
タックマンモデルの
④成果 まで到達しても
メンバーが変われば
もう一度タックマンモデルの
やり直しです。

大学駅伝で青山学院大学は
昨年連覇が途切れました。

途切れただけでなく、
今季最初の頃は、
4年生は「弱い世代」と
呼ばれて、
「4年生とは一緒にできない」
と下級生から不満が出て
いたそうです。

まさに②嵐に逆戻りです。

そこから今年1月の箱根駅伝
に間に合うように
嵐→秩序⇒成果の段階へと
間に合わせました。

そこには4年生部員の
何人かの退部という
痛みも経験しました。

不協和音を危機感にかえて
共有することで、嵐を乗り越え
ました。

嵐を乗り越えた後
「やっぱり青学は強かった」
という原監督が掲げた
キャッチフレーズ通り
大会新記録で優勝しました。

嵐の段階で
『自分達は優勝するに
ふさわしいかどうか』という
ことをミーティングで
話し合ったといいます。

つまりは、

優勝するには
何が足りないのか

どうすれば
優勝できるのか

これを選手間で
共有できたことが
嵐を抜ける原動力でも
ありました。


チームづくりでは
チームになるという
言い方をします。

手を加えて作る
というよりは

なる:実現する それまでとは違う状態になる
[出典:三省堂大辞林第三版]

嵐の時期を全員が通り抜けてこそ
チームになることができます。

お互いが踏み込まなければ
嵐という谷は乗り越えられません。

そのためにまず最初にすることは

「目標」の確認と共有です。

なんのためにチームになるのか
ここからチームづくりは始まります。

お読みいただき、ありがとうございました。

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