社員が定着するために入社3年目までに会社がやること

第553号

前回
慣れたのに、仕事を任せてもらえないから
辞める、と考える新卒と、慣れただけでは
仕事ができるとは言えないと考える会社の間の
ギャップについて書きました。

はじめの3ヶ月はあせらず、
淡々と行うのが重要。
1年間は少しづつの成長を
楽しみながら3年かけて定着

という坂本春之さんの
「 3・1・3の法則 」をご紹介
しました。

会社に入って3ヶ月経った頃、
あるいは1年目の頃
上司や先輩は
「もう会社には慣れましたか?」と
新卒で入った人に聞くことがあると
思います。

それは
仕事が習熟したとか、習慣化している
という意味で聞いているわけではありませんね。

習慣化とは
これまでも何度か書きましたが、
ホメオタシスの壁というのがあります。

行動を習慣化するには
「知らない」

「知っている」

「やってみる」

「わかる」

「できる」

「している」

この工程が必要なわけです。

”知っている”
”やってみる”

この段階までは到達しても
そこから「わかった」と
習得するまでが大きな山です。

まさに坂本さんが
おっしゃるように

はじめの3ヶ月はあせらず、
淡々と行うのが重要。

1年間は少しづつの成長を
楽しみながら3年かけて定着

この程度の時間が必要なわけです。

キャリアパスでも
1等級から2等級に上がるのは
早い会社でも2年。
3年かけている会社も多いです。

ようやく3年目あたりから
仕事を任せて、さぁこれから
ホントに仕事をしてもらうぞ、

と、思っていたら、その前に
社員のほうが、会社に見切りをつけて
辞めていってしまう。

というのが今の状況なのかな、と
感じています。

もう慣れたから、
この会社のことは
わかったから辞めます。

自分には向いていないので
辞めます。
と、いうようなことです。

確かに今は
社会情勢も目まぐるしく変わり
少しずつの成長を楽しむことは
難しいのかもしれません。
無駄な時間は過ごしたくない。
ということかもしれません。

経営者の方とお話していると、
育成計画はちゃんと考えて
おられる方も多いのですが、
それが社員さんに言葉として
伝わっていないのが残念。

社員の不安を払しょくできていません。

では、入社から3年間の間に
日頃から、何を伝えれば
よいのでしょうか。

”どこまでの仕事が
できるようになったのか”
”今どのレベルにあるのか”
と、それを承認してあげること。
→何ができていないのかに気づける。

”慣れたことと仕事ができることは違う”。
→もっと目指すべき上位の仕事があることを知る。

仕事ができるようになることの
最上位は、誰かに言われなくても
できること(=身についている)
だと伝えることです。

その過程の段階ごとに
仕事を任せて、達成感と
自信をもってもらうことです。

ここまでは
個別の対応ですが、

人事評価制度を持っている会社は
職能基準書や役割基準書を
作成して、持っている
ことと思います。

この等級では
”こういうことをやってほしい”
ということを書いていると思いますが、

これを、
この等級の段階では
”こうなるように育っていきましょう”

という、社員目線で説明
できるような基準書に
なっていると
面接や採用時にそれを示すことで
社員が安心できます。

終身雇用が当たり前ではなく
嫌なことがあれば、
辞めることが当たり前の
時代です。

会社を見切ることが早いからこそ
こちらは、丁寧に接する
説明することが大事です。

お読みいただき、ありがとうございました。

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