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第498号
人事制度を作ろうとする経営者に
そもそもどうして人事制度を作ろうと
思ったのですか?と聞くと
「社員に成長してもらいたいから」
と、答える経営者が増えました。
15年以上人事制度を作っていますが
ここ10年ほどで、急激に”成長”ということが
言われるようになりました。
では、成長するために必要な力を
ひとつあげるとするとなんでしょうか。
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それは、継続する力です。
そもそも成長すること自体の定義が
人それぞれ。
なぜなら、自分は成長したなぁって
感じる場面は、それぞれ違うからです。
ただ、成長はある日突然
降ってくるものではありません。
技術的な「やり方」の成長であっても
思考の「あり方」の成長であっても
続けているからこそ、ある日突然
気づくのです。
でも、残念ながら、気づくまで
継続するのが難しいです。
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たとえば、今、スポーツジムに
通っていますが、
最初の1カ月を終えた頃
あまりにも変わらなすぎる
自分の姿に、心が折れそうに
なったことがあります。
トレーナーは冷静に
毎回の体組織の測定数値を見せて
変化を示してくれますが、
普段、体重や体脂肪くらいしか
意識していないので、
筋力とか基礎代謝の数値等
言われても、ピンときません。
では、どうやって心の折り合いを
つけたかというと、トレーニング内容の
回数の変化でした。
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毎回いろいろなトレーニングを
組み合わせてやっていますが、
確かに10回×3セットだったものが
15回×3セットというように
回数や負荷も増えています。
これはスタイルの変化を目指す
私としては不十分ではあるのですが、
変化を認識させ、冷静になるには
十分でした。
私としては、週2回通って、
こんなに辛い思いをしているのに、
どうして変化していないんだ
という焦りです。
こんなとき仕事の場であれば、
上司のフィードバックが有効
ということなんだと思いますが、
自己肯定力が低い人などは、
認めてもらっても、なかなか
自信になりません。
自分で自分を認められないと
成長につながりません。
”自分で自分の変化に気づく”ことができるという
“自分で自分を振り返りできる”力を磨くしかありません。
10回×3セットだったものが
15回×3セットというように
回数を増やすことができた。
という数字そのものの変化も成長ですし、
ただ苦しいだけだったものが
苦しいけど達成感を感じることが
できたという意識の変化も成長です。
意識の変化による成長の自覚は
そのトレーニングに『意味づけ』してくれます。
やることの意味、価値を見出して、
意味づけすることで、単に
意識の変化を自覚する以上の
成長につながります。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/06/knowhow6-300x225.png)
もちろん、最初は感覚の変化でも
良いのです。
それを自分が成長と定義づけるのであれば。
体力付いたな、と感じる瞬間。
ちょっと姿勢がよくなったなという感覚でも
成長です。
できるだけ俯瞰で自分を見ることを
意識することです。
このときの時間軸の設定も重要です。
自分で自分を客観的に知ることができると
仕事にも慣れてきた2年目、3年目の社員も
惰性や慣れからのモチベーションの低下に
悩むことなく、
自分の成長度合を振り返り、
次のステージへ上がっていきます。
お読みいただき、ありがとうございました。
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