自分のために会社はある

第439号

新潟の震度4強の地震の影響で
放送が1週間延びた「わたし、定時で帰ります」最終回

https://www.tbs.co.jp/watatei/

最終回の視聴率は12.5%
しり上がりに上昇、ではなかったですが、
最高視聴率はみごとに最終回でゲットです。
視聴者の高評価ということですね。

珍しく社会派ドラマとかいわれていましたが、
今の時代にふさわしい声高に叫ばない
ソフトなお仕事ドラマ、というほうが
しっくりいくでしょう。

最終回は10分拡大版で、拡大した時間で
恋愛模様を描いた、という感じでした。

このドラマは『働き方改革』が関心を集めるなか、
番組ホームページにも書いてあるのですが、

「何のために働くのか?」
「自分を大切にすること」
「仲間を大切にすること」

という、シンプルなメッセージを伝えています。

最終回では集大成として、
ブラック上司の仕事の価値観、
仕事に命をかける元恋人の姿
仲間を守ろうと奮闘する主人公の姿で、
あらためて、問いなおしていました。

変わっていく世の中に
ついていけないブラック上司が叫びます。

「仕事がないよりあったほうがいいじゃない」
「仕事があれば僕もみんなも幸せになると
思ったんだけどなぁ」
「自分から仕事を取ったら何も残らない
と思ってる。それってそんなに悪いことなのかなぁ」

バブルとその崩壊、リーマンショックを知る世代としては
このブラック上司の言葉に共感とはいわないけれど、
耳を傾けてしまいます。

悪気がなければ何をしても許される、
ものではありませんが、この上司の考え方は、
もしかしたら現場ではまだまだ根強く残る
思考なのかもしれません。

 

いつか自分を大切にできる働き方をするために、
今は無理してでもがんばろうという考え方です。

このドラマが今日性があるのは、
「仲間を大切にすること」

12年前の『ハケンの品格』というドラマでは、
やはり主人公の派遣社員は定時でしっかり帰る
スーパーヒロインとして描かれていました。
この主人公は孤高でした。

現代の主人公は、等身大で、
社長に人員補充の直訴をして
こう言います。

自分だけが定時に帰れればいいと
思っていたのが、自分が不幸になるために
働いている人なんていない。
みんな幸せに働きたくて悩みを
抱えている。 と。

 

このことに気がついたから、
自分だけでなく、みんなで幸せに働きたい
元気に働きたいと思うようになったあまり、
自説を曲げて残業した結果、
倒れてしまいます。

元恋人が頑として休もうとしないのはなぜか、
知りたいと思って自らも働き続けてみましたが
わかりませんでした。
むしろ元恋人のほうが主人公が倒れたことで
自分の無理に気づきます。

 

働き方改革の成果を出すには
「自分が」視点から
「相手が」視点を持つことが
大事です。

自分だけががんばってもダメなんです。
チームみんなの意識がかわらなければ
何も変わりません。

 

いみじくも主人公が社長に直訴した時
社長はこう言います。

この10年環境も制度もすべて整えた
なのにみんな定時に帰らない
有休も取ろうともしない
どうしてだ。

主人公は、それに対して
みんな不安なんだと言います。

孤独な時間を仕事で埋めようとしたり
誰にもその気持ちが言えなくて怖いんだと。

社長は常日頃、
会社のために自分があるんじゃない。
自分のために会社があるんだと言い続けていました。

それでも社員の不安や怖さは払しょくされません。

 

人事評価でも同じです。
社員に成長してほしいと言っても
社員は言葉を信用しません。
行動を信用します。

だから、社長が倒れた主人公にかわって
客先に出向き、

社員を追い込むような取引は切ってくれて結構。
運用契約はいらない。
と、啖呵をきって、見事に運用契約や
値引きした金額分も他の契約で回収してきます。

この言動を社員が見ることで、
この会社も変わっていくのでしょう。

そして最後、このドラマのテーマ
人は何のために働くのか?

人の数だけ答えがあるというの
がドラマの出した答え。

主人公は 何のために働くのかと問われて

よくわかんないけど、
よく飲んで、よく食べて、ぐっすり寝て
これからもみんなと元気に働きたいので
よろしくお願いします。

と、チームのみんなにあいさつします。

少なくともこの言葉にやらされ感はありません。
”自分のために会社がある”

お読みいただき、ありがとうございました。

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