賞与に納得できない、そのわけは

第409号

賞与について、入社するとき、どのように伝えていますか?

うちは、入社のときに、だいたい夏、冬それぞれ、
基本給の1ヶ月程度の賞与だと伝えています。

こういう伝え方をしている会社は多いと思います。

まだ基本給と賞与、退職金が連動している
という会社も、多いのではないでしょうか。

連動していると、人事制度を導入したとき
セットで退職金制度も見直さなければならない、
ということになります。

これは人事制度を導入しようと
決断する前はリスクでしたが、
導入を決断すると、一挙両得というか、
チャンスになるようです。

さて、
昨日のブログで

社員は、“適性な評価とそれに呼応した金額であるかどうか”
ここを見ています。

と、お伝えしました。

適正な評価とは、
実際の頑張りに応じた評価になっているか、
と言い換えることができます。

残念ながら、これは評価制度があれば、
社員の不満はなくなる、というわけではありません。

制度があるなしに関わらず、
社員が求めているのは、
「どうして私の金額は〇〇円なんですか?」
という問いに対しての回答です。

これまでは基本給の1カ月分だからということで
説明しなくてすんでいました。

という会社も、基本給の1カ月という説明で、
社員が納得していたのかというと、
そうではありません。

ここから見えてくるのは、
額への不満より評価への不満が大きい、
ということです。

「どうしてこの額なんですか、頑張ったと思うんですが」
と社員が言うのは、額が少ないというよりは、
評価に納得していないということです。

評価に納得しないから、金額にも納得しない
という流れです。

いかに評価の点数を、
社員が納得するところまで
精度を高められるか[信頼を得られるか]が
重要です。

この納得と信頼は、時間をかけるしかありません。

社員は、いつわかってくれるのでしょうか?

それぞれタイミングは違いますが、
少なくとも上司の言う通りに行動して
成果が出た時、

そしてそれが評価点数に反映されるのを
実感したとき、

納得することは間違いありません。

 

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