他人事を自分ごとにする

第086号

親しい人の親族の方でも、直接お会いしたことがない
方が亡くなられたとき、病に倒れられたとき、
対面してならまだしも、SNS上の場合、
どんな言葉をかければよいのか難しいと感じています。

お祝いごとのお誕生日にしても、
何も考えずにおめでとうと言ってよいのは、
20歳までかもしれません。

地震から始まって西日本の豪雨へと続き、
平成始まって以来の大災害となった豪雨は
『平成30年7月豪雨』と気象庁が名づけました。
ニュース映像を見ても、大変だとは頭ではわかっても、
言葉にできるような実感がともないません。

 

たとえ当事者であっても、それぞれの感じ方は
違うので、必ずしも代弁するような言葉はかけられ
ないのかもしれません。

人はどこまでいっても、その人と同じにはなれません。

私などは60年近く生きているので、
つい長く生きていることと、経験値が
イコールのように錯覚して、
上から目線で、えらそうなことを言いたく
なるから、やっかいでもあります。

”他人のこと”は、”自分ごと”に感じることは
できないのでしょうか。

研修、コンサルティングでは、
自分のこととして置き換えて考えてみましょう。
とお伝えしていますが

そのために必要なことは『想像力』です。

人は想像できないことは、行動できません。
真っ暗な中に放り出されるようなものです。

想像力を働かせるには、鍛えることです。

どうやって鍛えるのか、ですが、
身体を鍛えるのと同じように、脳を使うことです。

リッツ・カールトン元日本支社長の高野登さんは
「結果を出す人と出せない人の違いは想像力」
だと言います。

確かに、分析とか考察というように

問題に目を向ける思考(問題志向)では、
洞察力はできますが、”モチベーションは下がる”一方です。

できているイメージ、解決しているイメージを
構築する解決に目を向ける思考(解決志向)
意識して鍛えることで”アイデアが出てきます”。


良いことも悪いことも想定外のことが起こるのが人生です。
起こったときこそ、想像力を鍛えるチャンスです。
想像力は希望です。

恐れずに向き合っていきたいですね。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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