強いチームの時間軸

第846号

「強いチームは作れませんでしたが、
全員で「いいチーム」は作れたかなと
思います」。

これは先日退任を発表したときの
阪神タイガース矢野監督の言葉。

強いチームってどういうチームでしょうか。
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人それぞれ強いチームの定義は
あるかと思いますが、

特に、プロの世界であれば、
どうやって勝つのかという
「勝ち方」が、より重要になります。

”勝利の方程式”なんて
呼ばれたりするものです。

この勝ち方を知っているかどうか、
が継続して勝つことにつながるのだと
思うのですが、

前提としては、

ピッチャーが登板前日
イメージトレーニングして
勝つイメージを焼き付けるように、

勝った時のイメージが
できていることは大切です。

イメージ、即ちビジョンがあって
それがより鮮明であれば、
いつまでに強くなるのか、という
時間軸を持つことができます。

仕事の現場では、
「勝つ」の代わりに、
目標達成があります。

「以前なら、なんとなくやっている
だけでも、目標達成できたものが、
ちゃんとやらなければ達成できなくなった」

というような声を、何人かの
経営者の方からお聞きします。

KPIやOKRといった単なる
言葉の流行りだけでない、
古くて新しい目標管理が
求められていることを感じます。

ちゃんとやる、とは

目標達成のために、
日頃からやり続ける、
やるための準備している、

ということのようなのですが、

それを実践するためには、
勝つための戦略が必要です。

人材育成に時間がかかることは
経営者の方もよくおっしゃいます。

この、時間の捉え方は、
目標達成においても
持つ必要があるのではないか、
と思っています。

目の前の目標だけでなく
1年後あるいは3年後、
可能なら10年後の達成を
意識した

種をまけているかどうか、は
重要です。

これって、短期、中期、長期、
それぞれの勝ち方

つまりは、戦略がなければ
出来ないことだと思うのです。

なかなか先のことはイメージできない、
長期目標が立てられない、

と言われる会社もあるのですが、

短期目標を積み重ねたものが
中期目標の達成につながるとは
言い切れません。

時間軸が違えば、
人の成長度合いも変わり、
戦略が違ってくることは
当然あり得ます。

言うなれば、短期、中期、長期
という時間軸ごとに、戦略はあります。

戦略が違えば、それを達成する
打ち手である戦術も変わってきます。

打ち手は常に変わって
よいのですが、

だからこそ、打ち手を
間違えないために、

まずやることは、

目標の先にある目的であったり、
ビジョンを明確にすることで

かかる時間軸をつかむことだと
思います。

人を育てながら、業績も上げて
いくならば、

なおさら、業績の中、長期的
戦略も必要になると考えます。

そして、それを日々の
やるべきことに落とし込んだ
ものが、目標設定だと言える
のではないかと思います。

評価シートに目標設定を入れて
いる会社は多いと思います。

それをどういう行動に落とし込むかを
意識して、毎回見直ししている
ことと思うのですが

そもそも、その目標設定は
会社の向かう方向の線上に
あるのか、という

つながりを意識して作れているか
どうかが、大切です。

お読みいただき、ありがとうございました。
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