経験はドブに捨てる

第714号

お客様の社長から

「今回、営業部長を
人事に異動させようと思います」

と、人事異動の報告を
受けました。

営業部長は、人事の経験は
ありません。

今、急務なのは
社内を固めること。

そのための異動
ということです。

確かに、コロナ禍に
よって、経験した
ことのない状況が続きます。

今の時代は、経験が活きない
時代なのかもしれません。

思い切ったなぁと
思ったものでしたが、
社長に迷いはありません。

社長の言葉を借りれば

経験に固執するくらいなら
そんなものはドブに捨てる。

それくらいの覚悟がないと
この状況は乗り切れない。
ということだそうです。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

ふと、ドイツの宰相
ビスマルクの、この言葉を
思い出しました。

正解、不正解を
考えれば、
成功した経験を
拠り所としたく
なります。

それでも、
ありたい姿が
イメージできて
いれば、

経験という名の
「やり方」は
捨ててしまう。

なぜなら、
その経験からなる
やり方は、

囚われた
ものの見方に
拠っているかも
しれないからです。

勿論、
これまでの
多くの経験も

最初は
初めてのことに
挑戦して
身につけて
きたものです。

その姿勢は
尊重します。

姿勢はそのままに

初めての経験を
あらためて、
積み重ねていく
ことが

今は大事なんだ
と思います。

捨てるだけでなく
活かすところも
あります。

それは、それぞれの
『強み』です。

営業部長の場合
であれば

他部署との交渉力
という“強み”です。

経営判断だけでなく
日常のささいな決定に
いたるまで

これまでは、
社長が個別に
折衝して進めて
いました。

これでは、社内の
ことにばかり時間
を取られ、

経営のスピードが
鈍化します。

そこで買われたのが
営業部長の社内交渉、
突破力です。

やり方はまだ見えて
いなくても

こうありたいと
思う姿が見えて
いるとき、

個人の強みを
最大限に活かす
ことが、組織で
成果を出す方法です。

コロナ禍で
刻一刻と変わる
状況に振り回され
そうなとき、

意図的に
経験を捨てることで
目の前の事象を
捉えなおせば

自由な発想が得られて、

積み上げてきた経験を
捨てたもの勝ち、

と、なるのではないでしょうか。

お読みいただき、ありがとうございました。

このブログを編集して、
メルマガを平日2回お届けしています。
ご希望の方は、 下記フォームより
ご登録ください。

メルマガ申し込み
 

関連記事

コメントは利用できません。