withコロナと朝礼暮改

第637号鈴木早苗ブログ

気が付けば7月。

早いですねぇ。

6月30日の日本経済新聞朝刊を見ると

「新型コロナウイルスの影響で
右往左往していた中小企業の
経営者が先を考え始めた。(以下、略)」

という発言を
日本M&Aセンターの
三宅社長の言葉として
紹介していました。

確かにそうだなぁということを
私も先日実感しました。

毎月訪問している
コンサル先の経営者さんから

うちもITを取り入れて、
機械でできることは
機械でやって、完全週休
2日制を導入します。

と宣言されました。

「オンラインで会議なんて
うちは無理」

と言って
2か月前、
評価会議を中止
にした会社が、

一転、評価会議も
密をさけて、
準備ができれば
オンラインでやる、

と言います。

2か月前
私の言葉には耳を貸さなかったのに
180度転換です。

考え方が変わった
ことも驚きましたが
それ以上に
そのスピード感に
びっくりです。

経営者は決めたら早い
というのを、目の当たりにした
思いです。

でも、これが経営者です。

朝令暮改、なんのそのです。

では、社員はこれに
ついてこれるでしょうか?

言っている言葉は
全然違いますから
混乱するかもしれません。

うちの経営者大丈夫か?
と、心配するかもしれません。

これは、例えるなら

一般社員がビルの1階から
外を見ているとすると

管理職は2階から
外を見ていて

経営者は3階から
外を見ているくらい

見ている景色が
違います。

1階と2階、
そして3階の違いは
役割の違いであり
責任の違いです。

これを目標と目的の
関係で説明すると

組織図をイメージして
いただいて、

会社視点で見ると、

一番上に会社の目的があって
その下に、部署ごとの目標があって
一番下に個人目標があります。

個人視点で見ると、
一番下に個人目標があって
その上にある部署が掲げる目標
があり、

これは個人から見れば
目的という位置づけです。

いずれも目的と目標は
つながっています。

つながっていると
わかっているのは
経営者だけで、

社員からすると
この自分の目標の先にある
部署目標(個人から見れば目的)は
イメージできますが

その先にある
会社全体の目的は
なかなか見えないものです。

2階、3階に上がれば
見えることだから、
会社はこれまで
取り立てて説明して
きませんでした。

あえて、
目的まで見えなくても
回っていたのが、
これまでの組織でした。

社員も、自分の目標だけを
見ていればよかったので、

一部の優秀な社員以外は
自ら見ようとはしてきませんでした。

これが、トップダウンです。

でも、経営者が今、
こぞって言うのが

「自分で考えて行動してほしい」

「自立、自走してほしい」

ほんとうにそう思うなら、
オンライン化も
より丁寧に

そう決めた
“プロセス”を伝えて、

どのように
“今後進めていくのか”を

説明することが必要です。

でも、それだけでは
不十分です。

その前提に、
目指すビジョンが
示されていることによって、

はじめて
経営者も社員も
このビジョンに向かって
進むという形態になります。

上から下向きの
矢印の関係性であった
経営者と社員が

ビジョンを上に
掲げたことで

同じ目的を目指す
関係性に変化する
ことができます。

ビジョンの前には
経営者といえども
従わなければなりません。

このとき、組織は
ボトムアップに
変わります。

ボトムアップの組織は
経営者がオンライン化と
宣言しても、

それは会社の
ビジョン達成のために
適った行動かどうかを
判断すればよいだけです。

やり方は変わっても
目的は変わってはいない

ということがわかれば

「うちの経営者は朝令暮改」

とは、安心のあらわれの言葉に
変わるでしょう。

お読みいただき、ありがとうございました。

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