エンゲージメントの向上はチームビルディング

第548号

社員との契約を結んでいますか?

契約と言って思い浮かべるのは
「労働条件通知書」や「雇用契約書」。

法律では、労働条件の明示が
義務付けられています。
そのうちの一部は、書面での明示が
義務付けられていることから
正社員、有期社員に関わらず
労働条件通知書を会社は提示する
必要があります。

最近では、労使双方がサインする
契約書の体裁である、雇用契約書を
締結する会社も増えています。

この雇用契約書。
法律では、労働契約を書面で
締結することまでは求めてはいません。

労働契約法では

労働契約は、労働者が使用者に使用されて労働し、使用者がこれに対して賃金を支払うことについて、労働者及び使用者が合意することによって成立する。

労働契約法第6条

書面がないから成立していない、
ということにはならないのですが
契約後のトラブル防止のため


労働契約法第4条第2項にもあるように

労働者及び使用者は、労働契約の内容(期間の定めのある労働契約に関する事項を含む。)について、できる限り書面により確認するものとする。

書面による契約を
私もお客様にお薦めしています。

契約とは、一言で言えば、
労使双方の『約束』です。

この約束、
労働に従事しその対価として報酬をもらう
という約束だけではありません。

企業と従業員が信頼し合い、
互いに貢献し合うという関係性を目指す
ということから『エンゲージメント』
注目されています。

言葉の意味としては、契約、約束。
(出典:デジタル大辞泉)

日常では、
エンゲージリング(婚約指輪)が
なじみ深いです。

広告などの各種マーケティング活動において、
顧客の興味や注意を引きつけ、
企業と顧客の結びつきを強めること
(出典:デジタル大辞泉)

ここから派生して
人事においても、
使用されるようになってきました。

「従業員のエンゲージメントを高める」
というような使い方です。

労働基準法や労働契約法でいう
契約という約束は、当然のことと
したうえで、会社と従業員との間で
あらたな、このエンゲージメントという
約束が重要になってきました。

従業員満足度とは違うのでしょうか?

従業員満足度とは
企業内で就労する従業員の業務内容や
職場環境、人間関係などに対する満足度のこと
(出典:人事労務用語辞典)

エンゲージメントとは
社員の会社に対する「愛着心」や
「思い入れ」を表すものと解釈されますが、
より踏み込んだ考え方としては、
「個人と組織が一体となり、
双方の成長に貢献しあう関係」のこと
(出典:人事労務用語辞典)

会社と従業員が一方的な働きかけを
する関係ではなく、双方向であり、
ともに同じ方向に向かって
一緒に成長していく関係性です。

従業員の会社への貢献や信頼が
どれほどなのかが指標となります。

今、なぜエンゲージメントなのか、
というのは、背景として、
生産性向上もありますが、
会社への帰属意識と離職防止があります。

これから、より重要度が増すのは、
あらたな会社と従業員との約束、
エンゲージメントです。

経済産業省主催の勉強会
「経営競争力強化に向けた人材マネジメント研究会」https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/jinzai_management/pdf/002_02_00.pdf

このなかでも

人材を引き付け、競争力を高める
ためには 、社員 が魅力に感じる
価値を多面的に提供しながら
エ ンゲージメントを高める必要がある

そしてそのためには

経営のコミットメントと取組みの社内での徹底こそが、エンゲージメントを実現する鍵

だとも言います。

それっていうのは、これまでもお伝えしてきた
チームビルディングの
人×組織力×関係力

ということです。

このチームビルディングの
基本のサイクルを言葉に置き換えると

多様な価値観の人々が
目的・目標の達成を目指して組織力と
コミュニケーションを高めていく。

エンゲージメントの向上を
目座すということは
すなわち
チームビルディングです。
https://www.suzukey-stone.com/service/team-building/

そしてこれを
従業員主導で行うことです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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