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第474号
1.1,000,000円×10人
2.10,000,000円×1人
どちらを選択しますか。
なんの説明もなしに聞かれても、
という感じかもしれません。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/6eb5583391c33d781c54d858995732c4_s-300x200.jpg)
商売(売上)として考えれば
1のほうが現実的でしょう。
2の場合はこの”一人”がダメになったら
10,000,000円がゼロになってしまいます。
1は、1人がダメになっても、
1,000,000円×9人の売上はあります。
これを売上そのものでなく、ノウハウとすると
どうでしょう。
1,000,000円を10人に売るノウハウと
10,000,000円を1人に売るノウハウ
ちょっと迷ってしまいますね。
1,000,000円を10人に売るノウハウを
複数契約のノウハウと考えると
それも魅力的だし、
10,000,000円を売るノウハウは
これを10人に試していけば
より大きな売上につながるとも
考えられます。
これって要するに
会社はどういう売上を求めているのか?
だと思うんです。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/01/046d080ff83cdb2e4b2fed7ff51677e9-300x200.jpg)
人事の評価の項目には
業績評価(期待成果)として
数値目標を設定することが多いです。
通常は、部署目標があって、
それを個人レベルに落とし込んだ
数値が目標設定とされます。
このとき、数値目標の説明として
定義や着眼点を記載します。
さらに、10,000,000円の売上を作る
ために、どういう行動プロセスを
たどるかを項目として設定することで
会社は
1,000,000円を10人に売る
10,000,000円を1人に売る
どちらを評価するのか、
それとも同じように評価するのかを
示すことになります。
よく社長に「目指してほしい営業マンは
どういう人ですか?」
「売上、経験年数も同じくらいなのに
どうしてこちらの方を店長にしたのですか?」
と、聞くことがあります。
社長ご自身も
「うまく説明できないなぁ」という返答です。
でも、確かに社長のなかでは
なってほしい社員のイメージがあるのです。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/05/dcf73fcb92538fade839914d5c3a0db7-300x225.jpeg)
でもここを明らかにしないと
評価点数をつけるだけなら出来ますが
成果はなんとか出していても
ずいぶん遠回りしている6割の社員の
成長支援にはなりません。
目標設定はその数字も大切ですが
それをどういうプロセスで出してほしい
と思っているのか
これを明らかにしたいものです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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