評価項目は “ まるパクリ ”

第224号

ひとりでやっても結果は出るけれど
なんだか遠回りしてるなぁってことないですか?

たとえば、何度やっても大きな効果がでないなら、
思いきって違う視点を参考にすることも必要です。

そうは思っても、なかなか自分では変える決断は難しいものです。
なまじ、失敗していないと、なかなか決断がつかないものです。

例えばダイエット。
食べなければ痩せると言う成功体験があるのですが、
単にカロリーカットだけではもはや痩せないことがわかりました。

極端なことを言えば、カロリーが低くても、
お惣菜を買って食べるのでは痩せない。
ということを実感しています。
理由はわかりません。

何をどういう組み合わせで食べないと
痩せないという、体質に変わってきている
ということですね。

と、このへんまでくると
頭は混乱状態になります。

しかも、思いがけないところで
体重がぐんと減ったり、
カロリー減らしているのに、
体重が微増したりします。

じゃあ、ということでジムに入会しよう
と思うのですが、最近はマンツーマンで
指導をうけるパーソナルトレーニングが流行りです。

いわれた通りにやることも難しいのですが、
ついつい人の力を借りて、と思ってしまいます。

”学ぶこと” と ”依存” の境界線がむずかしいですね。

独立した当初、
「思いきってすごいと思う人の近くにいて、
そのすべてを真似すればいい」と
言われたことがあります。

いわゆる“まるパクリ”です。

自分のカラーも大事ですが、
そこにひとつの正解があるのだから、
その通りにやってみたあとで、
自分のカラーを出してみても遅くない、
という考え方です。

とはいえ、当時はそういうことをされるのを
嫌がる講師の方も多かったですが。

今学んでいる
キャッシュフローコーチにしても、
チームビルディングにしても、
どんどんまるパクリしてください、
と推奨されています。

ありがたいことです。

最初に1歩踏み出すことに躊躇するものだ
勇気がいるものだ、ということをご存じだからこそ、

むしろどこかを変えると効果が薄まるから、
完全コピーでセミナーやってくださいと言われます。

キャッシュフローコーチはこれを知の系譜と呼び、
出典元が講師の和仁達也さんだと伝えることで、
思いっきり ” まるパクリ ” しています。

 

評価制度をつくるときの評価項目は、
優れた人の仕事ぶりを “ まるパクリ ”
するというものです。

優れた成果を出している人は、
優れたやり方をしているものです。

それを皆が、
やるべき行動の” 標準 ” にすれば、

回り道して成果にたどりついていた人が、
効率よく成果を出すことができる
という考えによるものです。

2割の人が行う優れたやり方を
普通のやり方をしてる6割の人が真似したら、
8割の人がすぐれたやり方をすることになる。

これが8割の社員が育つ仕組みを作るというものです。

まるパクリというのも、なかなか難しいもので
どこか、ついつい自分のカラーを出してしまいます。
そのズレを修正するのが部下面談です。

ひとりでやっても結果はでるけれど
ペアでやる利点ですね。

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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