
第1079号
女子サッカーの表舞台に、ワールドカップ
優勝の中核メンバーの宮間あやさんが
戻ってきました。
インタビュー記事の中で、
(2025.6.7配信yahoo!Japanニュースより引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/d5b548a92d86f2691707e33be3149dc7772abf9a
サッカーは1人ひとりの選手の選択の連続で
成り立っている。
だから、 「サッカーに間違いはない」
という言葉が印象的でした。
結果だけで判断できないのは、
スポーツに限らず、です。
もっと良い選択肢はあったのかもしれない
けれど、誰も、良くなかった、間違い、
と言い切ることは、できないと思います。
——————————————————–
宮間さんが、間違いがないと言っているのは
映像を示しながら、『このシーンでは
この選択はよくなかった』と指摘する
指導者がいますが、その選択が間違って
いたなんて誰にも 決められないと
私は思っています
自分の言っていることは正しい、
こう聞くと、そんな風には自分は
言わないし、思わない、と、
私もそうですが、思う方もおられる
と思うのですが、
「普通はそういうことはしないよ」
とか
「そういうときは、こうやるべきだと思うんだよね」
というような表現はしたことが
あるのではないかと思います。
仕事柄、「これって普通ですか」
とか、
「他社はどうなんでしょう」
と聞かれることも多く、
場面ごとに言葉を選ばず、
~するべき、というような、
決めつけたような言い方を
特に専門の法律がからむと、
してしまうことがあります。
決めつけるようなことを
つい言ってしまうとき、
いわゆる話の先読みをして
自分のなかに答えを持って
しまうと、
そういう傾向が現れやすく
なります。
上司が部下に言った場合
部下はそれ以降、自分の考えを
上司の前では言いにくくなって
しまうのも仕方ないことだと
思います。
言わないことは勿論、納得とは
違います。
損をするのは上司です。
社外専門家として支援する立場で
お客様から相談されたときの自分
の対応への自戒の意味を込めて、
次の文章を読みました。
宮間さんは
もちろん、その判断が失点につながったら
もちろん、その判断が失点につながったら
チームとして取り返すのは大変ですが、
だからといって、その選択が間違っていた
とは言えません。そのプレーがダメだと
否定されれば、その選手はその先にあった
はずの未来を見なくなってしまいます。
そんなに悲しいことはないですよね
サッカーは言ってしまえば、手を使わない
ファウルしない、以外は自由です。
そのうえで、
個の想像力で選択したプレー自体に
間違い、正しいとは、誰にも言えない
ということだと思います。
選択に「間違い(ということ)はない」
と理解していても、
「正しい」と思う自分の価値観で
話していることはないだろうかと
思うことがあります。
会社は、人の思いや生まれてから
今日までの背景それぞれ個別に
持っているものが集まって、形成
されています。
そこを否定し合うと、会社はバラバラ
になってしまいます。
だからと言って、生きたいように、
やりたいようにしていては、成り
立たないので、

共有できるビジョン、目的が必要
不可欠になります。
(その後に、ルールが生まれます)
人を尊重しながらも、いかにして
“組織” のパフォーマンスを最大化
できるかを考えて行動することが
これからの少子高齢化の時代には
必要なことなんだと思います。
一人の上司の「正しい」で、
それに頼って、上司一人が
がんばって組織をマネジメント
しようとするのでなく

メンバーと一緒にチームを作る、
社長も例外なく、上司もビジョン
の前ではひとりのメンバーとして
掲げるビジョンの達成を目指して
繋がる集合体として存在できれば、
上司も部下も仕事の苦しさから解放
されるのではないかと思っています。
お読みいただきありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
このブログは、メルマガでも平日2回
お届けしています。
ご希望の方は、 下記フォームよりご登録ください。
