なりたい未来を時間軸に落とし込んで目標達成する

第797号

日曜日、ロッテの佐々木朗希投手が
完全試合を成し遂げました。

打者を一人も塁に出さなかったのも
すごいですが、

個人的には、
日本タイ記録の19奪三振や13者連続奪三振

わずか105球で達成したことに、
驚きます。

ひとつひとつでもすごい記録を
全部を一度にやってしまって
さすがです。

今年は何かやりそうだ、
というのは、ファンならずとも
感じていたことかもしれませんが、

ここまで見事な記録を
入団3年目、開幕早々
やってみせるとは、
思っていた人は少ないのでは
ないでしょうか。

でも、本人は昨年から手ごたえを
感じていたようです。

具体的ではないけれど
こうなりたいという未来図が
あって、そのためには
今のままではだめだけれど
将来に叶う確信があったと言います。

このアプローチは、
GROWモデルと同じです。

なりたい未来を描けるか、
これも大事ですが

同時に、佐々木投手に
ロッテ首脳陣の育成プランが
あったように

目標達成するためには
どう成長してほしいのか、という
成長のためのプラン(設計)が
会社にあるかどうかが重要です。
—————————————————

GROWモデルは、ご存じの方も
多いと思います。

G:望ましい状態の明確化

R:現状の把握

O:方法の発見

W:行動の具体化

コーチングで使う
質問の形で、
これらを通して
行動の後押しをするものです。

普段は、どうしても
現状の把握に気をとられ、
なかなか未来に目を向けにくい
ものですが、

なりたい未来が描けるから
現状との間のギャップが
明確になり、
やるべきことが見えてきます。

問題を解決すれば
マイナスはゼロになりますが、
ゼロを1や2に増やして
いくためには、

未来のなりたい姿が実現する
必要があります。

言い換えれば、
ギャップは未来を創る、
とも言えます。

このギャップを埋めるために
自分で選択肢を考え
どれをやるのか
“自分で選んで”
実行することが大事です。

人は自分で決めたことしか
行動できません。

でも、どんなに未来図を
描けても、
それを信じて成し遂げるには

選んだことを
いつまでにできるようになるのか?

つまり、どれくらいの時間が
かかるのかを

わかって時間に落とし込めるか
どうかだと思います。

これって、目標設定です。

時間に落とし込む
作業を通じて

「これならできるんじゃないか」

と、自分で信じられる
ようになることが大切です。

GROWモデルの
W:行動の具体化
というのは、

何をいつまでにやるか、まで
落とし込むことだと思います。

落とし込むために
経験値が足りないなら、

上司の方に支援を仰いで、
どこに目標を置けばよいのか
一緒に考えてもらうことも
必要になります。


去年の秋季キャンプで
佐々木投手はトレーナーに
「飛躍するためのプランを作ってください」
と言ったそうです。

佐々木投手の未来図を
完成させるためには

球団の育成プランが土台にあって
毎年のプラン(設計)が
リンクしてきます。

上司に支援を仰いで
時間軸に落とし込むためにも

その大前提として
会社でどのように成長していくのか。

そして、成長のゴールはどこか?

どのように成長していけば
業績(成果)につながるのか。

これら、成長のためのプラン(設計)が
会社にあることが肝心です。

お読みいただき、ありがとうございました。

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