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2010.05.06【人事労務のポイント】半休後、残業した時の割増賃金はどうなる?

 

こんにちは。
鈴木社会保険労務士事務所の鈴木早苗です。

ブログに以下の助成金について書いています。
ご興味あればご覧ください。
⇒http://blog.goo.ne.jp/hot-sr/ 

4月28日「東京都中小企業両立支援推進助成金」
5月5日「職場意識改善助成金」
↑〔ちょっとひと言〕
これは、中小企業向けの助成金です。
この助成金が、今の時期に拡充されたのは
労働基準法の改正の適用が猶予されている間に
助成金を使って、労働時間の削減に努めなさいという
行政の姿勢でもあります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★
皆さん、連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?

東京は、5月5日は立夏にふさわしい真夏日でした。

私は、この連休はずっと風邪をひいて、薬を飲んで、

眠って、の繰り返しでした。

本当は5月は3か所(金沢、横浜、立川)でセミナー講師を

させていただくので準備でも、と思っていたのですが。。。

まぁ、この機会に休養を取ったと思ってまた今日から

頑張ります。

さて、いつも前置きが長いのですが
こういうサイトはご覧になったことはあるでしょうか?

私は時々息抜きに見ているのですが
採用担当の方、部下を持っている方はもとより
「近頃の若いもんは 」と思っている経営者の方
どうぞ覘いてみてください。

愛すべきわれら社会人の後輩たちの生の声がそこにあります。

ほぼ日刊イトイ新聞「あなたの就職論・どっちかといえば、
どっち?」
http://www.1101.com/job_study/which2010/index.html

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 労働基準法が4月より改正されました。

 なんとなく知っているという方を含めれば、読者の方の

 大半は労働基準法が改正されたということはご存じだと

 思います。

 特に以下の2点はよく取り上げられていますね。

(1)時間外労働の法定割増賃金率の変更
  1か月60時間を超える時間外労働については、法定割増
  賃金率を、現行の25%から50%に変更
(中小企業については当面猶予)

(2)年次有給休暇の時間単位取得
  事業場で労使協定を締結することにより、1年に5日分を
  限度として時間単位で取得できる制度が創設

そこで、本日お伝えする内容は

★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★
ご存じですか割増賃金のルール
~半休取得後、残業をしたときの割増賃金はどうなる?
★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★

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 「時間単位の年次有給休暇の付与」の定着は未知数ですが
  年次有給休暇の半日付与というのは、取り入れている会社は
  多いですね。

 就業規則には書いていないけれど、実態は認めているという
  会社も多いようです。
(注:半休付与は、法律で定められている義務ではなく
  会社の任意です。 
  よって、就業規則に規定して運用することが必要です!)

 ここで問題です。

 始業が9時、終業が18時の会社(休憩1時間)で
  半休後14時から22時まで就業した場合
  割増賃金は発生するでしょうか?
 
  1)18時以降を2割5分以上の割増率で計算

 2)18時以降の時間数について割増率のない
    時間単価相当分を支払う
    (年次有給休暇取得時の賃金を通常通り支払う賃金
     としている場合)

 3)あらたに支払いは生じない

 さて、どれが正しいでしょうか?

割増賃金を考えるとき、労働行政の場では
「実労働主義」の考えをとります。

よって、この日、実際に働いたのは14時~22時の

8時間ですから、割増賃金は発生しません。

ただし、給与の考え方は

所定労働時間(始業~終業)×労働日数で決定されていると

考えられています。
(労働時間=労働の対価という考え方)

月給制の場合、所定労働時間外の18時~22時の間の
給与は含まれていません。

よって、18時以降22時の4時間分の時間単価相当分を
支払うことになります。

  正解は2)です。

 よく、半休後に残業はしないように、と

 言われたことはありませんでしたか?

 休んでいたから仕事が終わらないなら休まないように、

 (もっと計画的に仕事をしなさい)という意味とともに、

 実務のこういう煩雑さを回避するためでもあったのですね。

 半休後に残業というケースが多く見られる会社は、

 労働時間管理が煩雑になります。

 たとえば、フレックスタイム制度の導入の検討等、見直しが

 必要な時期かもしれませんね。

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鈴 木 早 苗
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