今できることをやる “人と組織の成長に取り組む”

第173号

安倍晋三首相は5日
国の成長戦略を議論する「未来投資会議」で、
意欲のある高齢者が65歳を過ぎても
働き続けられるよう、法改正を検討する
方針を表明しました。

年金の支給開始年齢引き上げ
への対応として、すでに企業では
希望者全員を65歳まで雇うよう
義務づけています。

多くの企業が、選択肢の中から、
定年の引き上げや定年制の廃止ではなく、

定年後に継続雇用する制度の導入を
選んでいることから、

この65歳までの再雇用を
70歳に読み替えて導入する方向に
なっていくのかなと思います。

 

すでにお客様の社長のみなさんとは、
いずれは70歳まで引き上げることに
なるでしょうねぇと言っていたので、
さして驚きはしませんが、
いよいよだな、という印象です。

導入となれば、企業は、
総額人件費を増やすというのは
なかなか難しく、

従業員全体の賃金アップの
抑制につながるのではないかと
危惧したりします。

2020年にこの法案の提出を
目指すということらしいのですが、

この話と直接関係するわけではない
とわかっていても、

会計検査院が、2020年東京オリンピック
・パラリンピックにおける国の関連経費を

昨年度までの直近5年間で
8011億円支出したと指摘したニュースを
思い浮かべます。

このままの見込みでは、総関連経費が
3兆円を超える可能性があるそうです。

その一方で、無償ボランティアを募集
と言われると、ボランティアは無償がいいとか
有償とかの議論の前に、

すでに使ったという経費の中身は
是非精査してほしいものです。

先行き不透明で、複雑な時代の今、
企業はその在り方が問われています。

解っていることは
国に言われるまでもなく、

・少子高齢化、

・労働力人口の減少

・年金制度の破たん

これらはすでに
目の前の問題として
立ちはだかっています。

経営の現場でも

・すぐに問題が解決しない複雑さ
例-人材育成、新システムの導入・・・時間がかかる

・社会的な複雑さ
例-正社員とパートタイマーの仕事の価値観の違い

・予測不能な変更による複雑さ
例-AIの普及、異業種からの参入

これらの問題を突き付けられています。

今できることをやるしかないです。

組織は人の集合体だから

人を育て、組織を整える事に取り組む
ことだと思うのです。

予測不能な時代に、
変化に柔軟に対応できる
人と組織づくりが必要です。

 

私は、チームビルディングで
組織作りに関与しています。

チームビルディングとは、
「人」×「組織」×「関係性」を整えることです。

「人」というのは?

その人の強み・弱みや長所・短所
その人の価値観

「組織」というのは?

仕組み、役割
目的と目標

「関係性」というのは?

コミュニケーション
活性化


” 人が成長し、それが組織の成長につながって、
最終的には自立型組織になることが、
今取り組むべきことなんだと感じています ”

 

人は急に育つものではありません。
時間がかかります。

2020年を待つまでもなく、
今から取り組んでまいりましょう。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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