一人では無理でも、チームであれば解決できる

第096号

明治安田生活福祉研究所の調査 で、
正社員で共働きの既婚男女に
家事や子育ての分担割合を尋ねたところ、
夫の回答は平均で3割4分だったのに対し
妻の認識では平均2割5分にとどまることがわかった
と、ありました。

調査は今年3月、出産と子育てをテーマに、
全国の25~44歳の男女を対象に
インターネットで実施され、
約1万2,000人が回答したものです。

この結果に明治安田生活福祉研究所は、

妻は夫が思っているほど家事・子育ての
分担を夫が実際にしているとは感じておらず、
夫と妻の間には認識のギャップがあるようです
と、まとめています。

2018.7.3  BCN+Rの記事からの引用——————————–

大和ハウス工業が、30代~40代の既婚者1万名を対象に
インターネット上でアンケートを実施し、そのうち
配偶者と同居している9700名の回答結果をまとめたものによると、

妻の家事負担率が7割以上と思っているのは、
夫:76% 妻:91%
https://www.bcnretail.com/market/detail/201807
—————————————————————————–
数字に大きな開きがあります。
夫婦間の認識にズレが生じています。

 

チームは4つの段階を経て、成果の出るチームに成長します。

タックマンモデルは、
アメリカのアメリカの学者ブルース・タックマンが
チームが成果の出るチームができるまでに
必ず通る道として法則をまとめたものです。

成長する段階は4段階で

①形成

②嵐

③秩序

④成果

という4つの段階を経るというものです。

どこかの段階を飛ばして、成果を出す
チームにはなれないと言われています。
残念ながら、嵐を通らずに、
秩序の段階にいくことはできません。

嵐をいかに乗り越えるかが、
成果の出るチームになるためのポイントです。

Uの字のように、いったん谷に落ちて
這い上がるように上向きに上がっていくことから、
『谷をくぐり抜ける』という表現をしたりします。

事なかれ主義だとぶつかり合うことを恐れてしまい、
心に不満や不信感が渦巻く間は、谷を越えられません。

谷の前で立ち止まったり、
谷を前にして引き返してしまいます。
つまり、行動することをやめてしまい
成果が出ないということです。

ですから、谷を抜けるには、
慎重にかつ大胆に谷に向かって突き進み、
一気に谷をくぐり抜けなければなりません。

わからないものは「分からない!」

おかしいことは「それおかしい!」と言うことです。

わざわざ言って波風たてなくてもいいだろう
と済ませたいところを、
ハッキリ、相手に伝えるというようなことです。

 

中途半端でなく、正しく本気で衝突して、

共通の目的と
どのようになっていたらよいのか?

このイメージを共有することです。

この谷をくぐり抜けたとき、

チームには違うルールが定着し、

自律的で成果が出せる組織になります。

 

夫婦もチームです。
一人では無理でも、
チームであれば解決できることがあります。

つい調査結果を見ての感想として、
夫婦の役割分担を見直すことが大切と、
言ってしまえばそれなりの解決策のように見えます。

でもその前に、

共通の目的と
どのようになっていたらよいのか?

このイメージを共有することです。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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