トップダウンとボトムアップ

第069号

あくまで選手のインタビュー記事からの
印象でしかないですが、
サッカー日本代表監督の西野監督は
選手の意見を聞くタイプ
提案もよいと思えば取り入れてくれるそうなので、
ボトムアップ型の管理

前監督のハリルホジッチは、
選手間で話し合うことも禁じていた、
完全なトップダウン型の管理

ŽŽ

こう書くと、日本代表の現在の状況とも相まって、
やっぱり組織はボトムアップがいい、という
意見になりがちです。

ついついトップダウンとボトムアップ、
どちらがよいのかと問いかけたくなります。

トップダウン:上位の人が意思決定をして、下位の人に指示する管理方式のこと。
ボトムアップ:全体のうち下位に位置する側から上位に向かって手続きや伝達を進める方式のこと。

もともとは、上から下へか、下から上への違いだけです。

トップダウン=強い管理、干渉ではありません。
よって、どちらが良い、悪いでもありません。

組織づくりをご存じの方は
両方大事ということをおわかりのことでしょう。

≪トップダウン≫
うまく機能するためには、上位と下位の
お互いの信頼関係が大事です。

信頼関係を構築しないまま、
コントロールを強めていくと、
下位の人の反発を招きます。

会社を立ち上げたばかりのころや、
即断即決で進めていかなければならない
時期には有効です。

≪ボトムアップ≫
事件は現場でおこっているというように
現場を見ていない上位より、
現場を知っている下位の判断のほうが
適切な場合があります。

このような場合は、
彼らが意見を具申したものを
上位が「承認する」という形がうまくいきます。

下位が判断を誤らないように、
会社のビジョン、目指す方向を
上位が明確にして伝えておくことが
前提です。

要は、トップダウンとボトムアップのウエイトを
どのように場面ごとに、使い分けるか、です。

ボトムアップのウエイトを多くしていくタイミングは、
社内の人数が増えて、
経営者が全体を見通せなくなる前に、
「少しづつ移行していく」ことが望ましいです。

どこまではトップダウンで走って
どこからはボトムアップに切り替えていくのがよいか。

現実には見極めが難しいです。
だからこそ、常に意識しながら、
少しずつ切り替えていくことをお薦めします。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

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