強制的に感謝する

第064号

18日月曜日の朝は、大阪で震度6の地震が発生
というニュースから始まりました。

大阪は生まれ育ったところ。
何度も繰り返される地名は住んでいたところ。
テレビの中の映像で映しだされるのは
身近な場所の出来事のはずです。

でも今、自分は東京にいて、その時間帯、
実際には揺れも何も感じなかったわけで、
心はざわつきますが、
よそごとになってしまいます。

普通にライフラインが使えることが、
当たり前じゃないんだと、
感謝して生活することくらいしかできません。

今日は平日の月曜日、

私の思考が立ち止まっていても、
否応なしに、いつもと同じ仕事や
営業のメールが届きます。

所属する会で今度イベントを主催するリーダーから、
勉強会等のグループリーダー向けに、
当日の集客の声掛けをお願いする連絡が入り、
それに即応して各グループリーダーが、
グループ内に向けて、昨日、今日と
メッセージを発信しています。

イベントリーダーからすれば、
自分のお願いごとに、
すぐに反応してくれて、
非常にありがたい行動です。

勉強会のグループリーダーも
イベントの成功を願っての思いから
忙しいなか、メッセージを送っています。

昨日は私も、
みんな協力し合っているなって思って
メッセージを受け取りました。

今日同じ文面を受け取ったときは、
なにも今日、このタイミングで、
投稿することはないだろう、
って正直感じました。

こんなふうに感じるのは私だけかもしれないですが、
私にしても、昨日と今日では受け取り方が違います。

情報を伝えるときは、どう伝えるかではなく、
相手にどう伝わるかを考えないといけないって
ことを、あらためて感じます。

ただ、どう伝わるかを考えるあまり、
相手をコントロールするようなことに
なってはいけません。

どう伝わるかというのは、
相手に意識が向かっての発想です。

例えて言えば、
「どういう表現をすれば、通じるかなぁ」

コントロールは相手を
こちら側に引き寄せる内向きの発想です。

例えて言えば、
「どうしてわかってくれないんだろう」

「どうして通じないんだろう」というのも、
一見相手に意識が向かっているようですが、
自分が変わらず相手を変えようとしています。

そもそも私、自分のことばかり考えがちなのですが、
それでは人間関係上手くいきません。

そこで、意識を外向きにするにはどうしたらよいか考えた結果

とにかくすべての出来事に「感謝」しようと思いました。
強制的に感謝です。

自分を褒めてやりたいというのはあっても
普通は、自分に感謝はしませんから、
感謝=意識が外向き に、なります。

そこで、とにかく感謝、です。

無意識では、まだ
感謝できていないかもしれませんが、
まずは意識して感謝することからです。

ところで、自分の意思で、感謝するって
決めているつもりでも、
ついつい相手にも感謝の言葉を
求めてしまうことがあります。

たとえば、何か拾ってあげたら
ありがとうございます。って
言うのが普通 だと思ってしまうのですが、

6月18日の日経新聞朝刊の
“心の健康学”にこのように書いてありました。

(略)

場合によっては、感謝の言葉を口にしたいと考える余裕さえなくなることがあるという。
感謝の言葉を「口にしない」のではなく
「口にできない」のだ。

(略)

認知行動療法研修開発センター 大野裕さん

人間関係では、自分の考えに縛られずに
相手の気持ちを思うこころの余裕が必要
という言葉で結ばれています。
こうありたいものです。

 

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